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【心に響いた家族の言葉】

さくらんぼでは定期的に家族の会を開催していた。

ある時の家族会でのこと

あるご家族の話がとても心に響いたので紹介します。

お子さんの家族と食事に行った時の話。

介護を手伝ってほしい…という思いがありながらも、お子さんに話した言葉が

「親は子どものためだけに生きることができるけど、子どもは親のためだけには生きられないからな」

と。

その言葉を聞いたお子さんは涙を流されたとの事。

介護で大変な両親を助けたい。

でも自分の家族を守っていくことも大切である。

今は両親で頑張ってほしい…という止むにやまれぬ気持ちがあって、涙がながれたのであろう。

介護する家族の心に響く言葉を聞いて、ぼくたちの仕事への姿勢を正される気がしました。

同時に

それでも、子どもが親の介護をしている家族が多いのも事実。

おそらくは、親は認知症になっても、マヒがあっても、この家族と同じ思いを持ちながら、何ともならない自分の身体にいら立ちながら生きているのかも知れない。

そして、子どもも思い詰めることなく、親の介護ができるということは、相当の覚悟を経ているのだということに気付かされた言葉だった。

実際に家族を介護する家族の言葉には学ぶことが多い。

そういう家族との対話を通じて、ぼくたち在宅サービスの事業者は、成長させていただけるのかも知れない。

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