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【安全に対する意識】

安全というのは、介護サービスで最も大切な要素だと考えている。

家族ではない、家でもない、病院でもない…

そんな介護事業所を居場所として利用者に感じてもらうには、

安全な空間をつくることが一番である。

ただ…人間は安全に対してあまりにも無頓着のような気がする。

JR西日本の脱線事故、東日本大震災の福島原発事故…。

いや無頓着なわけではないのであろう。

安全であることがすべての前提となっているのではなかろうか?

JR西日本も、安全が確保されていると思うから、

より早く…というお客さんからの要望が生まれてくる。

福島原発も、安全が確保されていると思うから、本当かどうか別にして

安価でクリーンなエネルギーとして原発を受け入れたのであろう。

安全に関しては、外からはなかなかチェックができない。

これは介護の事業所でも同じである。

どんな制度を駆使しても、外から安全であるかどうかのチェックを

完璧にすることは不可能である。

だからこそ、事業所側の、経営者の確固たる“安全”に対する覚悟が必要になるのである。

経営者の覚悟が緩んでしまえば、それは幹部スタッフ、現場スタッフにまで及んでしまう。

そうなると、「安全も大事なんだけど…」という空気が生まれてきてしまう。

これが事故等の一番の要因になるのだと思うのである。

JR西日本も福島原発を管理する東電も“安全”に対する経営者の覚悟が、

何か他のモノによって揺らいでしまったのであろう。

経営者に限らず、そういう傾向は多いのではないだろうか?

信号が黄色から赤に変わっているのに、かえってスピードを上げて交差点に突っ込んでいく車。

遮断機が下り始めているにも関わらず、踏切に突っ込んでしまう車。

信号を守る、交通ルールを守るというルールが成り立つから安全なのである。

そのルールを破れば“安全”の基盤が揺らぐ…。

そんなこと分かっているのに、ツイツイ…。

これくらいのタイミングなら、まだ対向車が動いてないから事故は起きない(と勝手な理屈を振り回す)。

JR西日本も福島原発も、そうした人間の心が生み出した、社会への警告ではないでしょうか?

反対運動をするのもよし、ボランティア等の働きかけをするのも良いですが、

自分の身の回りでツイツイしてしまっている“安全”をないがしろにする行為を見直すことから

始めなければ何も変わらないのではないでしょうか?

窓を開けて送迎車を運転していたとき、対向車のワンボックスが窓からタバコをポイ。

ぼくのひじに当たりました。

こういう身近な“安全”の意識を変えていくことの方が、

原発の反対運動をすること以上に

大切な運動ではないかとぼくは考えます。

理想を語るのは簡単です。

誰でも言えます。

でも、理想とするものを実践するのは、並大抵の努力や覚悟だけではできません。

その苦しさをかみしめ、それでも歯を食いしばって実践するからこそ、少しずつ…

安全な介護現場をつくることができるようになるのです。

経営者の覚悟次第ですね、介護現場の安全の確保というのは…。

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