2022.02.22
(常設展示室)
6つの物語からなる
原田マハさんの短編小説集
「カフーを待ちわびて」
を読んだ時に感じた
目の前の情景が広がるような感覚…
その理由が分かったような気がします
原田マハさんはキュレーターだったんですね
それで目の前で見たものを表現する力があるのかもしれません
そして、それを物語として綴ったときに
ぼくたちにも同じ情景を見せてくれているのだ…と
6つの短編小説に出てくる絵画も
見たことのない絵画であっても
何となくその絵画がイメージできる
6つの絵画を改めて検索してみたのですが
記憶の遠くの方にあるものと原田マハさんの表現から
ほぼ6作品とも間違いなく思い浮かべることができました
物語は…
群青でぼくも同じ疾病でひどく落ち込んだ時期があるので
主人公の女性の気持ちが痛いほどよく分かることと
だからこそ、誰かを思いやる気持ちが自分の中で育まれていく
その感覚が自分ごとのように描かれていると感じました
デフォルトの眺望は
忙しく飛び回っていて
母の病気に寄り添うことができなかった自分を
そのままリアルに思い出させてくれるような物語でした
あとは…
興味を持たれた方はぜひ!ご一読ください!!
原田マハさんにハマりそうです(笑
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