2020.01.09
【介護ってなんだろう】
年をとっても、障害をもっても
介護を必要とする人が生活の主体になったり、
人生の主人公になるために
ぼくの存在、ぼくも持っている知識・技術を活かしていくこと。
具体的には
食べさせてもらうのではなく、自分で食べる
おむつを替えてもらうのではなく、自分で排泄する
お風呂に入れてもらうのではなく、自分でお風呂に入る
動かしてもらうのではなく、自分で動く
そのために、こだわって関わっていく。
「人の手を借りずに自分のことは自分でできる」のではなく
「人の手を借りてでも、自分で食べる・自分で出す、風呂に入ることができていると感じる」
「自分の人生を生きていると感じとってもらえるような工夫をすること」
それが、介護の仕事であり、自立支援の姿なんだとぼくは思う。
その人の持っている力を活かすことができているだろうか?
できたかどうかではなくて、できるように関わり続ける。
介護って
元気だった頃と同じやり方で生活するためのチョッとしたお手伝いであり
介護する側と介護される側の相互性なんだと思うんだよね。
「してもらう」ではなく、「自分でする」を意識すれば
(人の手を借りてでも自分でやっていると感じることができれれば)
それがご利用者の生きる意欲にもつながっていく。
その支援こそが介護であり
「こうしたらラクですよ」とか、やってあげるという「一方通行」の行為を
介護とは言いたくないんだよね、ぼくは。